ウクライナ危機から見える日本の飢餓リスク 減反廃止で有事に備えよ…キヤノングローバル研 山下一仁氏
世界的な穀物価格の急上昇を受けて、日本の食料安全保障を不安視する声が出ている。世界的に食料が足りなくなる事態はあり得るのか。キヤノングローバル戦略研究所研究主幹で経済産業研究所上席研究員の山下一仁さんは、台湾有事を引き金にした食品輸入の途絶が起きれば、日本が飢餓に見舞われる恐れがあるという。「いかなる事態でも国民に必要な食料を供給し、日本の農業を衰退から救うためには、まず減反政策の廃止が必要だ」と強調する農政のエキスパート、山下さんに食料安全保障と日本の農政について聞いた。
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